無実の大学生が冤罪で4回逮捕!内定取り消しで転落人生 滋賀県警
無実の大学生を滋賀県警が詐欺罪で4回逮捕して10ヶ月拘留!
結果として大学生の無罪が確定したのだが・・・
裁判で無罪となるが内定はすべて取り消しという悲惨な結末がまっていた。
人質司法が問われている日本の司法。
県警の対応に間違いや問題はなかったのか?
詐欺罪の冤罪に問われた大学生
滋賀県警大津北署は、2018年7月30日、大阪市内の大学生を逮捕しました。
容疑は詐欺罪!
大学生は容疑を否認するが、大津北署へ連行されることに。
その時本人は、特殊詐欺メンバーの一員として逮捕されるなんておもってもいなかった!
すでに逮捕されていた特殊詐欺グループメンバーが偽の証言!
大学生のアルバイト先の同僚が特殊詐欺グループで詐欺を働いていたんです。
そのグループの上位役として大学生の名前を告げた・・・
嘘の自供・・・これがそもそもこの誤認逮捕の始まり。
大学生はアルバイト先の同僚とは知り合いではありましたが、その同僚が詐欺グループの一員だったということは知らなかったようです。
ですから、逮捕当時から一貫して容疑を否認するのは当然ですよね。
警察が簡単に自供を検証もせずに信じたことが原因。
警察の初動捜査にも疑問が残ります。
そもそも客観証拠も無い中で、裁判所が逮捕状を出したのも問題ですが、その上に10ヶ月も拘留するなんて、これ自体が、人質司法(長期間におよび軟禁状態にした上で自白を引き出す手法)そのものだと考えられます。
ずさんな捜査内容
詐欺罪に問われ10カ月以上勾留された後、9月に大津地裁で無罪判決を受けた20代の大学4年の男性=大阪府=が17日までに、京都新聞社の取材に応じた。客観証拠がほぼない中、滋賀県警と大津地検が「共犯者」の虚偽供述を別の共犯者に伝えて供述を引き出す強引な手法で、有罪立証に突き進んだ。
容疑は、共謀し、高齢者から現金計200万円をだまし取った疑い。「共犯者」の知人とはアルバイトを通じて知り合ったが、詐欺グループの一員とは知らなかった。男性は知人らの供述によって特殊詐欺の「上位役」にされていた。
答えることがないので、調べには黙秘した。「なんで黙秘すんねん。やってるからやろ」「しゃべれや、うそつくなや」「詐欺は長いぞー、4回は逮捕されるな」などと追及された。それでも黙秘し続け、攻めあぐねた担当の男性刑事は居眠りをし、「調べることがないなら終わって」と男性が起こす始末だった。(出典:京都新聞)
滋賀県警の「なんで黙秘すんねん。やってるからやろ」「しゃべれや、うそつくなや」
被疑者には黙秘権があるが、その前提を覆すような人権を踏みにじるような発言。
「詐欺は長いぞー、4回は逮捕されるな」
もう脅迫ですね!
4回の逮捕で10ヶ月以上の勾留
大学生は、4回の逮捕をされ、10ヶ月拘留されました。
大学生は「最初からやっていると決めつけられていた、何も聞き入れてもらえなかった」とはなしています。
決めつけ捜査。
答えを先に決めてそこに結び付ける。
真相を解明するのではなく・・・
日本警察が無実の市民に危害を及ぼす時代になってきたのか?
大学生は独居房に入れられ一人きりで10ケ月を過ごした。
容疑者が否認をしていても拘留して取り調べを続ける
カルロスゴーンも訴えた、このやり方を「人質司法」と、問題視する声も・・・
長期間拘束されることで人は、大きなストレスを抱え、正常な判断ができなくなると言われています。
やってもいない罪を認めてしまうこともあります。
警察官の脅迫?
警察は「黙秘すんのはやってるからやろ」「うそつくな」など脅迫じみた取り調べ。
大学生はやっていない罪に対して話すことがなかったため、黙秘を続けることに。
黙秘し続け、攻めあぐねた担当の男性刑事は居眠りをし、「調べることがないなら終わって」と大学生が起こす始末。
どんな取り調べしてるんでしょう?
情けないレベルです。
無罪を判決を勝ち取ったが就職内定取り消しに
裁判で無罪となった大学生ですが、その後の彼の人生は大きく変わってしまいました。
逮捕前に取っていた内定はすべて取消しに!
無罪となっても、拘留をされた・逮捕をされたという事実は一生残ります。
大学生は常にハンディを背負いながらこれらの人生を歩んでいくことになります。
思い込みで強引な捜査をしていくと
”冤罪”が発生します。
愛媛県警による女子大生の誤認逮捕もありましたが・・・
どちらにも共通しているのは、本人にまったく心当たりや覚えがないにもかかわらず、警察に犯人と決めつけられていたことです。
冤罪によって、人生の貴重な時間を奪われる…
このような人がこれ以上、出てこない環境や
警察の捜査を望みます。
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